2022 GSルールINC March 最終59位 構築供養

こんにちは!Makoです。

2022 WCS そして、シリーズ12 GSルールお疲れ様でした。今は剣盾の時代が終わってしまったという寂しい気持ちでいっぱいで、何か、自分の足跡を形として残したいと思い、筆を執った次第です。この構築はINC March 最終59位をとった構築です。

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自分にとって最高の成績でしたが、あともう少しでJCSの華々しい、キラキラした舞台に行けたと思うと、しっかり反省し、何が足りなかったのか考え直すべきだと感じました。この構築記事では構築経緯及び、GSルールに対しどのような考えを持って取り組んでいたか書き記したいと思います。

 

シリーズ12 GSルールに対しての自分の考え

今年の正月、シリーズ12のルールが公表され、VGCプレーヤーはINC、JCS、WCSを照準に合わせた構築を作らなければなりませんでした。そして、このルールの鍵である、伝説2体をパーティーに組み込めるこのルールは、相互性があり、かつ最もパワーのある組み合せを選び出すことが大事だと考えました。

そして、私の考える「パワー」の定義は

 

1. 1発で相手のパーティーを崩壊させる力があること

 

2.  シンプルであること

 

3.  知らなきゃ対策できない初見殺し性能があること 

 

この3つでした。

 

そして、私の基本的な考えは 禁伝枠をダイマックスさせるよりも一般枠のポケモンダイマックスさせ、禁伝2体 ダイマックス枠1体 サポート兼アタッカーポケモンの4体の総合力で戦う方がパワーがあると感じていました。

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そして結論に至った構築の全体像が上の構築です。

ザシアン、黒バドレックス、ボルトロスを軸にして戦う黒バドビートの亜種です。

 

ボルトザシアンでザシアンを強化しながら制圧し、刈り残しを黒バドでスイープするのが基本です。

 

しかし、この構築で問題なのは

おいかぜ構築 と トリックルーム構築 この真逆のベクトルをもった構築両方をしっかり対策しなければいけないことでした。

このGSルールでは

エルフオーガ、トルネオーガ構築

白馬パルキアといったトリル構築 が代表格でした。まずこの構築をしっかり対策する必要があります。

 

カウンタートリックルーム

カウンタートリルとは、おいかぜ、トリックルーム両方に対しカウンターを狙い、打開することを自分の中でカウンタートリルと呼んでいました。そして、私はそれを実現できるポケモンは黒バドレックスだと気付きました。

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①追い風にはトリックルーム

トリックルームには封印を

 

することで両方に対しカウンターを狙っていきます。

 

追い風、トリックルームは両方とも素早さ操作する技で、成功すれば一方的に圧力をかけ、攻撃の主導権を握れる強力な技です。特にザシアンや黒バドレックスは追い風やトリックルームを打てば対処できるだろうと安易に考えてるプレーヤーが多くいた気がします。しかし、その心理を利用して、予期せぬカウンターを合わせることでゲームの主導権を奪い返すのが強いと感じていました。

 

そしてカウンタートリルをする上で黒バドレックスだから強い理由があると考えてます。

①高速アタッカーの印象が強く、追い風を打たないと上を取れない素早さラインである。

(おいかぜを打たないとホロウビートで制圧されてしまうというプレッシャー)

②ザシアン 黒バドの並びだとホロウビートに偽装できる

トリックルームがあるか否か分かりづらい、択になる。

④カウンタートリル成功後、相手のポケモンが中途半端な体力で場に生き残っている場合(ex.タスキで生き残る、化けの皮が剥がれた状態等)、黒のいななきの起点になる→いななきを回避するため交替→後続にもダメージを与えられる。

 

⑤アストラルビットは敵2体を攻撃し、状況によって両縛りできる。

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上記の様な強みがあると思いました。

 

具体的な選出方法

追い風カイオーガに対して

 

ex) 黒バド ゴリランダー

 

    ザシアン ランドロス

この構えは結論から言うと猫トリルの構えです。

カイオーガに対し初手で草技で倒そうとする印象を強く相手に与えることが意図としてあります。この並びの気に入っている所は、ゴリラにダイジェットを打ちたくなる並びをしている所です。

 

トルネオーガでしたら、カイオーガ守るorガエンバック、トルネダイマからダイジェットが大方なのでゴリラをザシアンバックでもいいし、そのままグラススライダーをオーガ方向に選択しながらやられて退場で大丈夫です。なぜなら、トルネ(サンダーなど)がダイマックスしてる時点で裏のいじっぱり玉HA252ランドロスで対処できるため。ダイマックスしてないカイオーガなら玉ダイアースでワンパンです。

 

イエッサンが相手の構築にいる場合、カイオーガダイマックスし、ダイアイスをゴリラ方向、裏からイエッサン出しサイコフィールド展開が大方のため、カウンタートリル+ゴリラダイマックス キョダイコランダカイオーガ方向で大丈夫です。HAいじっぱりのため、ダイアイス程度なら耐えます。

 

エルフオーガの場合、1番対応が難しいです。なぜなら、様々な択が生じるため。

①追い風 潮吹き

②あまえる ダイマックス ダイアイスorダイストリーム

③追い風 守る→次のターンアンコール 黒バド方向。

④守るエルフーン ダイアイス ゴリラ方向

 

1番成功率、勝率が高い行動はエルフにねこだまし

黒バド ダイホロウをエルフ方向な気がしてます。

まず、おいかぜ、あまえるの択を両方ケアできていて

ダイホロウでいななきながらエルフーンを倒せるため、2ターン目以降、ダイホロウでカイオーガを2回防御をダウンさせられればHAいじっぱりザシアンのキョジュウザンで縛れるためです。ちなみに、ダイアイスでゴリラを倒してくれると天候があられになるため後ろから出てくるザシアンはダイストリームでワンパンできなくなるため、安心してザシアンを動かせます。

 

トリックルーム構築に対して

白馬  パルキア

ポリ2 ガエンの場合、

 

ザシアン 黒バド

ランドロス ゴリランダーを選出

 

封印を押しながら インファイトをガエン方向が基本。ガエンを狙う理由は、威嚇されても赤ゲージまで削れるため、封印でカウンターが成功した場合、次のターン アストラルビットで縛れるようにするため。この出し方で意識したポイントは猫騙しを打たないとダイホロウビートでトリックルーム起動役のポケモンがやられてしまうかもしれないと相手に思わせるような出し方をする事を心がけていました。しかし、INC後半では、封印黒バドを使うプレーヤーが増え、黒バドが封印をすることが日常になると、封印を見破られDDラリアットシャドーボールを合わせられることも多々ありました。そのため、ボルト 黒バドのような出し方をして、ダイジェットをして素早さを上げそうな出し方を無理やりして、トリックルームにしむけるようにすることもありました。反省点として、トリトドンのような相手のトリックルームにあえて乗れるようなポケモンがいたらよかったと思ってます。また、素直に黒バドをダイマックスさせ、ガエンにダイホロウ、ザシアンで、インファイトをポリ2方向に撃つ勇気も必要だと思います。

 

 

ボルトザシアン⚡️💥

この構築で一番工夫を凝らした並びです。

まずボルトザシアンを使う上で何を対策しなければならないか?

 

①てだすけ きょじゅうざん

②てだすけ じゃれつく

③いやなおと きょじゅうざん

④エレキネット きょじゅうざん(イカサマ)

*稀にスカーフランドがんせきふうじS下降イカサマ

この4つを対策しなければなりません。

 

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まず持ち物を"白いハーブ"を持たせました。

そして、Bに努力値を228。Sに252、残りをAに。

そうすることによって確定2発まで耐えられるようにしました。白いハーブをもたせることによってボルトロスを確実に場に残り、バフを積むことができます。

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そして、自分が使っているザシアンはHAいじっぱり252のザシアンでした。性格、努力値の設定理由は、

ボルトロス→ザシアンの順に行動できるようにしたかったから この順で動くことによって、ダイナックルで強化→強化ザシアンで攻撃に繋げられるため

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トリックルームをした時ザシアンミラーに対し、上をしっかり取れる。

③最大火力、ある程度の耐久が欲しかったため

 

基本、ここまでケアしているボルトロスが存在することがまず、おかしいです。言い換えれば、こんなボルトロスが存在するはずがないため、普通に倒せるだろうと、まんまと引っかかり、ボルトロスに耐えられ、ジェットを積まれ、崩壊していく構築がいくつもありました。

 

ヤミラミ

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ヤミラミには上記のポケモン達で手が届かない、対応できないポケモンを対処してもらってました。

 

①ボルトザシアンミラー → 黒バドヤミラミ→トリックアストラルビットでボルトロスを脱出。or ネコトリルで上を取り返す、鬼火で弱体化。

ディアルガ オーロンゲ→ 脱出トリック

パルキア オーロンゲ→ねこ、じゃれつくor トリックまもる、いのちのたま没収後、さきおくりきょじゅうで退場させる等。

 

このヤミラミはフルサポートに近いため、とつげきチョッキをトリックしてしまうと、それだけでお荷物になってしまう点が難点です。ただ、自分としては、ヤミラミねこだましをケアするプレーヤーはいないだろうと思っていたので、ねこケアの守るを怠るプレーを突いて一撃を叩き込める点を評価してました。また、"さきおくり"は追い風、トリックルームに関係なく攻撃を1番最後にできる点がとても気に入ってました。鬼火もグラードンに入れてしまえば、一気に弱体化できます。

この多彩さ、ゴースト悪というステルス性はとても素晴らしかったと思います。選出の段階でヤミラミがプレッシャーを与え、相手の選出を狂わす、構築にいるだけで仕事をしている、恐ろしいポケモンだと思います。

 

無理すぎる、キツすぎるポケモンランキング(泣)

 

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オーロンゲです。

でんじは、リフレクター、ひかりのかべ、キツすぎる。特にリンヤサンのロンゲリザの出し方がキツすぎる。1ターン目、ザシアンが電磁波されるとリザにワンパンされるため、ボルトがダイジェットを強制的に打ち、ザシアンが守らなければいけない。その間にリフレクターやひかりのかべを貼られたりすると後半突破が難しくなる。どうやって突破していたか?ヤミラミランドロスでなんとかしていました汗。正直、あんまり勝率は良くはない。

 

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ポリゴン2キツすぎる。

アストラルビットが通らない、不意のダイマックスがしんどい。ザシアンでも突破が難しい。サイドチェンジの択がある。じこさいせいするんじゃない怒

いかくをトレースするなボケ。F○CK! TOD、以上。

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ボルトロスランドロスがいるとはいえ、強すぎる。ふいの嫉妬の炎がめんどくさい、、いろんなきのみを持ちすぎる、なかなか死なない。ヤミラミの干渉を受けない。ダイマックスされるとインファイトでは倒しきれない。

 

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ディアルガというよりも横にいるサポートポケモンがややこしい。技もマルチで穴が少なく、耐久も申し分ない。こちらからダイマックスでやりあえるポケモンが少ない。

 

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氷の一貫がきつく、あられでタスキが削られることも。横のサポートポケモンも邪魔。ザシアンが封印してくるのもケアしなければならず、きょじゅうざんが打ちずらい。

 

wcs 2022 決勝を観て。

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そして、語らずにはいられないWCSマスターカテゴリー2022。Eduardo VS Guillermo。決勝に黒バドザシアンが進出したのを知りEdu選手を応援していました。しかし、相手の構築はオーロンゲリザードングラードンの晴構築。この対面を見た時、正直、Edu選手負けてしまうのでは??と思ってしまいました。なぜならオーロンゲリザードンの並びはボルトザシアンでは厳しすぎる。

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ランドロスがいるのであれば、まだ戦えそうですが、そのランドロスがいない。しかし、予想を超えた、Edu選手の強気なプレイングで優勝してしまいます。

1戦目の初手も驚き。

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僕ではこんな初手は出せません。なぜなら普通ならリザードン、ザシアンがちらつき、トリトドンゴリランダーを初手から出すのは怖すぎる。しかし、レジエレキにドンピシャの有利対面。未来が見えるのか?!

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しかし、悪魔の催眠術が当たっていく!

キツすぎる。

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案の定、グラードンダイマックス。黒バドの鬼火で弱体化、しかしボルトロスがきつい、、ランドが欲しい。

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ボルトロスで決死のダイマックス。幸いなのはリザードンが選出されていないこと。にしてもキツい。

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ガエンをワンパン。

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強すぎる。なぜ、あそこから勝てる?!

2戦目。

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この並びは無理すぎる泣

案の定、この並びを出されてしまう。

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そして、こわいかお!

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キョダイゴクエンがザシアンを襲うが、、、

耐えていくぅ!!!!

これは晴れなければゴクエン耐えまで努力値を降っているのか??

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アストラルビットで詰め切る理想的な状況。

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しかし、グラードン意地の耐え。低乱数か?

これが落とせていたら勝てていたかもしれない。

3戦目。

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また、キツすぎる並び。怖い顔を打ってくるのか来ないのか?壁貼りか??

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リザードンまもる!

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リフレクター!しかし、

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ちゃんとオーロンゲにきょじゅうざんをうっている!うますぎる!!f:id:Makoto71294982:20220901002338p:image

そして!きょじゅうざんと

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ダイサンダーを重ねて倒せるか、、?

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倒してイクゥ!!!!

このオーロンゲリザードンを突破するのは本当にすごいんですよ!!!

ここで落とせていなかったら本当に終わりですから。

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本当に強い、、。

WCS本当に観てて楽しかった、、。

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終わりに。

シリーズ12 シーズン33のランクマッチは最終73位で終えました。

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最後のGSルールということもあり、楽しむことができました。WCSが終わり、シリーズ12のランクマッチが終わり、本当に剣盾の時代が終わりを迎えます。シリーズ13もありますが、シリーズ12こそ、絶対に負けたくない!抜けるのは俺だ!とプライドを持って皆が取り組んできたルールでした。僕にとって剣盾の歴史が終わったことにより、SVが始まるまで本気でランクマッチに取り組むことはシリーズ12をもってこれが最後です。しんどかったけれど、振り返ってみると本当に剣盾は素晴らしいゲームだったと思います。久しぶりに時間を忘れて遊んだゲームでした。長文で読みづらい箇所もあったと思いますがここまで読んでくださり本当にありがとうございました。

 

次はスカーレットバイオレットの世界でお会いしましょう!

 

adiós! 

 

では!。