2022 GSルールINC March 最終59位 構築供養
こんにちは!Makoです。
2022 WCS そして、シリーズ12 GSルールお疲れ様でした。今は剣盾の時代が終わってしまったという寂しい気持ちでいっぱいで、何か、自分の足跡を形として残したいと思い、筆を執った次第です。この構築はINC March 最終59位をとった構築です。
自分にとって最高の成績でしたが、あともう少しでJCSの華々しい、キラキラした舞台に行けたと思うと、しっかり反省し、何が足りなかったのか考え直すべきだと感じました。この構築記事では構築経緯及び、GSルールに対しどのような考えを持って取り組んでいたか書き記したいと思います。
シリーズ12 GSルールに対しての自分の考え
今年の正月、シリーズ12のルールが公表され、VGCプレーヤーはINC、JCS、WCSを照準に合わせた構築を作らなければなりませんでした。そして、このルールの鍵である、伝説2体をパーティーに組み込めるこのルールは、相互性があり、かつ最もパワーのある組み合せを選び出すことが大事だと考えました。
そして、私の考える「パワー」の定義は
1. 1発で相手のパーティーを崩壊させる力があること
2. シンプルであること
3. 知らなきゃ対策できない初見殺し性能があること
この3つでした。
そして、私の基本的な考えは 禁伝枠をダイマックスさせるよりも一般枠のポケモンをダイマックスさせ、禁伝2体 ダイマックス枠1体 サポート兼アタッカーポケモンの4体の総合力で戦う方がパワーがあると感じていました。
そして結論に至った構築の全体像が上の構築です。
ザシアン、黒バドレックス、ボルトロスを軸にして戦う黒バドビートの亜種です。
ボルトザシアンでザシアンを強化しながら制圧し、刈り残しを黒バドでスイープするのが基本です。
しかし、この構築で問題なのは
おいかぜ構築 と トリックルーム構築 この真逆のベクトルをもった構築両方をしっかり対策しなければいけないことでした。
このGSルールでは
エルフオーガ、トルネオーガ構築
白馬パルキアといったトリル構築 が代表格でした。まずこの構築をしっかり対策する必要があります。
カウンタートリックルーム
カウンタートリルとは、おいかぜ、トリックルーム両方に対しカウンターを狙い、打開することを自分の中でカウンタートリルと呼んでいました。そして、私はそれを実現できるポケモンは黒バドレックスだと気付きました。
①追い風にはトリックルームを
②トリックルームには封印を
することで両方に対しカウンターを狙っていきます。
追い風、トリックルームは両方とも素早さ操作する技で、成功すれば一方的に圧力をかけ、攻撃の主導権を握れる強力な技です。特にザシアンや黒バドレックスは追い風やトリックルームを打てば対処できるだろうと安易に考えてるプレーヤーが多くいた気がします。しかし、その心理を利用して、予期せぬカウンターを合わせることでゲームの主導権を奪い返すのが強いと感じていました。
そしてカウンタートリルをする上で黒バドレックスだから強い理由があると考えてます。
①高速アタッカーの印象が強く、追い風を打たないと上を取れない素早さラインである。
(おいかぜを打たないとホロウビートで制圧されてしまうというプレッシャー)
②ザシアン 黒バドの並びだとホロウビートに偽装できる
③トリックルームがあるか否か分かりづらい、択になる。
④カウンタートリル成功後、相手のポケモンが中途半端な体力で場に生き残っている場合(ex.タスキで生き残る、化けの皮が剥がれた状態等)、黒のいななきの起点になる→いななきを回避するため交替→後続にもダメージを与えられる。
⑤アストラルビットは敵2体を攻撃し、状況によって両縛りできる。
上記の様な強みがあると思いました。
具体的な選出方法
追い風カイオーガに対して
ex) 黒バド ゴリランダー
ザシアン ランドロス
この構えは結論から言うと猫トリルの構えです。
カイオーガに対し初手で草技で倒そうとする印象を強く相手に与えることが意図としてあります。この並びの気に入っている所は、ゴリラにダイジェットを打ちたくなる並びをしている所です。
トルネオーガでしたら、カイオーガ守るorガエンバック、トルネダイマからダイジェットが大方なのでゴリラをザシアンバックでもいいし、そのままグラススライダーをオーガ方向に選択しながらやられて退場で大丈夫です。なぜなら、トルネ(サンダーなど)がダイマックスしてる時点で裏のいじっぱり玉HA252ランドロスで対処できるため。ダイマックスしてないカイオーガなら玉ダイアースでワンパンです。
イエッサンが相手の構築にいる場合、カイオーガがダイマックスし、ダイアイスをゴリラ方向、裏からイエッサン出しサイコフィールド展開が大方のため、カウンタートリル+ゴリラダイマックス キョダイコランダカイオーガ方向で大丈夫です。HAいじっぱりのため、ダイアイス程度なら耐えます。
エルフオーガの場合、1番対応が難しいです。なぜなら、様々な択が生じるため。
①追い風 潮吹き
②あまえる ダイマックス ダイアイスorダイストリーム
③追い風 守る→次のターンアンコール 黒バド方向。
④守るエルフーン ダイアイス ゴリラ方向
1番成功率、勝率が高い行動はエルフにねこだまし、
黒バド ダイホロウをエルフ方向な気がしてます。
まず、おいかぜ、あまえるの択を両方ケアできていて
ダイホロウでいななきながらエルフーンを倒せるため、2ターン目以降、ダイホロウでカイオーガを2回防御をダウンさせられればHAいじっぱりザシアンのキョジュウザンで縛れるためです。ちなみに、ダイアイスでゴリラを倒してくれると天候があられになるため後ろから出てくるザシアンはダイストリームでワンパンできなくなるため、安心してザシアンを動かせます。
トリックルーム構築に対して
白馬 パルキア
ポリ2 ガエンの場合、
ザシアン 黒バド
ランドロス ゴリランダーを選出
封印を押しながら インファイトをガエン方向が基本。ガエンを狙う理由は、威嚇されても赤ゲージまで削れるため、封印でカウンターが成功した場合、次のターン アストラルビットで縛れるようにするため。この出し方で意識したポイントは猫騙しを打たないとダイホロウビートでトリックルーム起動役のポケモンがやられてしまうかもしれないと相手に思わせるような出し方をする事を心がけていました。しかし、INC後半では、封印黒バドを使うプレーヤーが増え、黒バドが封印をすることが日常になると、封印を見破られDDラリアット、シャドーボールを合わせられることも多々ありました。そのため、ボルト 黒バドのような出し方をして、ダイジェットをして素早さを上げそうな出し方を無理やりして、トリックルームにしむけるようにすることもありました。反省点として、トリトドンのような相手のトリックルームにあえて乗れるようなポケモンがいたらよかったと思ってます。また、素直に黒バドをダイマックスさせ、ガエンにダイホロウ、ザシアンで、インファイトをポリ2方向に撃つ勇気も必要だと思います。
ボルトザシアン⚡️💥
この構築で一番工夫を凝らした並びです。
まずボルトザシアンを使う上で何を対策しなければならないか?
①てだすけ きょじゅうざん
②てだすけ じゃれつく
③いやなおと きょじゅうざん
④エレキネット きょじゅうざん(イカサマ)
*稀にスカーフランドがんせきふうじS下降イカサマ
この4つを対策しなければなりません。
まず持ち物を"白いハーブ"を持たせました。
そして、Bに努力値を228。Sに252、残りをAに。
そうすることによって確定2発まで耐えられるようにしました。白いハーブをもたせることによってボルトロスを確実に場に残り、バフを積むことができます。
そして、自分が使っているザシアンはHAいじっぱり252のザシアンでした。性格、努力値の設定理由は、
①ボルトロス→ザシアンの順に行動できるようにしたかったから この順で動くことによって、ダイナックルで強化→強化ザシアンで攻撃に繋げられるため
②トリックルームをした時ザシアンミラーに対し、上をしっかり取れる。
③最大火力、ある程度の耐久が欲しかったため
基本、ここまでケアしているボルトロスが存在することがまず、おかしいです。言い換えれば、こんなボルトロスが存在するはずがないため、普通に倒せるだろうと、まんまと引っかかり、ボルトロスに耐えられ、ジェットを積まれ、崩壊していく構築がいくつもありました。
ヤミラミには上記のポケモン達で手が届かない、対応できないポケモンを対処してもらってました。
①ボルトザシアンミラー → 黒バドヤミラミ→トリックアストラルビットでボルトロスを脱出。or ネコトリルで上を取り返す、鬼火で弱体化。
②ディアルガ オーロンゲ→ 脱出トリック
③パルキア オーロンゲ→ねこ、じゃれつくor トリックまもる、いのちのたま没収後、さきおくりきょじゅうで退場させる等。
このヤミラミはフルサポートに近いため、とつげきチョッキをトリックしてしまうと、それだけでお荷物になってしまう点が難点です。ただ、自分としては、ヤミラミのねこだましをケアするプレーヤーはいないだろうと思っていたので、ねこケアの守るを怠るプレーを突いて一撃を叩き込める点を評価してました。また、"さきおくり"は追い風、トリックルームに関係なく攻撃を1番最後にできる点がとても気に入ってました。鬼火もグラードンに入れてしまえば、一気に弱体化できます。
この多彩さ、ゴースト悪というステルス性はとても素晴らしかったと思います。選出の段階でヤミラミがプレッシャーを与え、相手の選出を狂わす、構築にいるだけで仕事をしている、恐ろしいポケモンだと思います。
無理すぎる、キツすぎるポケモンランキング(泣)
オーロンゲです。
でんじは、リフレクター、ひかりのかべ、キツすぎる。特にリンヤサンのロンゲリザの出し方がキツすぎる。1ターン目、ザシアンが電磁波されるとリザにワンパンされるため、ボルトがダイジェットを強制的に打ち、ザシアンが守らなければいけない。その間にリフレクターやひかりのかべを貼られたりすると後半突破が難しくなる。どうやって突破していたか?ヤミラミランドロスでなんとかしていました汗。正直、あんまり勝率は良くはない。
ポリゴン2キツすぎる。
アストラルビットが通らない、不意のダイマックスがしんどい。ザシアンでも突破が難しい。サイドチェンジの択がある。じこさいせいするんじゃない怒
いかくをトレースするなボケ。F○CK! TOD、以上。
ボルトロス、ランドロスがいるとはいえ、強すぎる。ふいの嫉妬の炎がめんどくさい、、いろんなきのみを持ちすぎる、なかなか死なない。ヤミラミの干渉を受けない。ダイマックスされるとインファイトでは倒しきれない。
ディアルガというよりも横にいるサポートポケモンがややこしい。技もマルチで穴が少なく、耐久も申し分ない。こちらからダイマックスでやりあえるポケモンが少ない。
氷の一貫がきつく、あられでタスキが削られることも。横のサポートポケモンも邪魔。ザシアンが封印してくるのもケアしなければならず、きょじゅうざんが打ちずらい。
wcs 2022 決勝を観て。
そして、語らずにはいられないWCSマスターカテゴリー2022。Eduardo VS Guillermo。決勝に黒バドザシアンが進出したのを知りEdu選手を応援していました。しかし、相手の構築はオーロンゲリザードン、グラードンの晴構築。この対面を見た時、正直、Edu選手負けてしまうのでは??と思ってしまいました。なぜならオーロンゲリザードンの並びはボルトザシアンでは厳しすぎる。
ランドロスがいるのであれば、まだ戦えそうですが、そのランドロスがいない。しかし、予想を超えた、Edu選手の強気なプレイングで優勝してしまいます。
1戦目の初手も驚き。
僕ではこんな初手は出せません。なぜなら普通ならリザードン、ザシアンがちらつき、トリトドンゴリランダーを初手から出すのは怖すぎる。しかし、レジエレキにドンピシャの有利対面。未来が見えるのか?!
しかし、悪魔の催眠術が当たっていく!
キツすぎる。
案の定、グラードンダイマックス。黒バドの鬼火で弱体化、しかしボルトロスがきつい、、ランドが欲しい。
ボルトロスで決死のダイマックス。幸いなのはリザードンが選出されていないこと。にしてもキツい。
ガエンをワンパン。
強すぎる。なぜ、あそこから勝てる?!
2戦目。
この並びは無理すぎる泣
案の定、この並びを出されてしまう。
そして、こわいかお!
キョダイゴクエンがザシアンを襲うが、、、
耐えていくぅ!!!!
これは晴れなければゴクエン耐えまで努力値を降っているのか??
アストラルビットで詰め切る理想的な状況。
しかし、グラードン意地の耐え。低乱数か?
これが落とせていたら勝てていたかもしれない。
3戦目。
また、キツすぎる並び。怖い顔を打ってくるのか来ないのか?壁貼りか??
リザードンまもる!
リフレクター!しかし、
ちゃんとオーロンゲにきょじゅうざんをうっている!うますぎる!!
そして!きょじゅうざんと
ダイサンダーを重ねて倒せるか、、?
倒してイクゥ!!!!
このオーロンゲリザードンを突破するのは本当にすごいんですよ!!!
ここで落とせていなかったら本当に終わりですから。
本当に強い、、。
WCS本当に観てて楽しかった、、。
終わりに。
シリーズ12 シーズン33のランクマッチは最終73位で終えました。
最後のGSルールということもあり、楽しむことができました。WCSが終わり、シリーズ12のランクマッチが終わり、本当に剣盾の時代が終わりを迎えます。シリーズ13もありますが、シリーズ12こそ、絶対に負けたくない!抜けるのは俺だ!とプライドを持って皆が取り組んできたルールでした。僕にとって剣盾の歴史が終わったことにより、SVが始まるまで本気でランクマッチに取り組むことはシリーズ12をもってこれが最後です。しんどかったけれど、振り返ってみると本当に剣盾は素晴らしいゲームだったと思います。久しぶりに時間を忘れて遊んだゲームでした。長文で読みづらい箇所もあったと思いますがここまで読んでくださり本当にありがとうございました。
次はスカーレットバイオレットの世界でお会いしましょう!
adiós!
では!。
深淵の帝王 黒バドビート構築紹介
はじめに
はじめまして、Makoと申します。TN: マコト、まこつ という名でダブルバトルに励んでいます。まだまだ、修行中の身でして、まだ拙い点が散見しますが温かい目で見ていただけると幸いです。
今回、ランクバトルにて レート: 1925 最終80位を達成できた構築を今季の環境を振り返りながら反省していきたいと思います。
さて、シーズン21 シリーズ10 のルールですが、
非常にシビアなルールだったと思っています。
なぜなら、
1. 一手のミスが試合の負け(崩壊)につながりやすい→ダイマによるゴリ押しがきかないため
2. 出し負けが許されない→上述の通り+ 交代先のポケモンがダメージを受けて使い物にならなくなる。
3. 今季のメジャーポケモンに命中不安定の技が多い→外れた時の精神的ダメージが大きいため
こういったファクターがトレーナーを苦しめた原因だと思います。そのため、以上の3点をいかに考慮して構築を組めるかが重要だと考えました。シリーズ10 のルールでは禁止伝説級のポケモンを一体パーティーに組み込めるルールになっています。トレーナーのみなさん、相手の禁伝ポケモンをいかにしてカバーできる構築を作るかとても苦労されたと思います。次の項目では対策必須のポケモンについて振り返っていきたいと思います。
○環境に流行ったポケモン
では、シーズン21 どのようなポケモンを対策しなければならなかったのか?
1.ゼルネアスビート 6.白バド トリックルーム
2.ザシアンスタン
3.しおふきカイオーガ
4.晴れグラードンビート
5.黒バドビート
以上の6点が今季のメジャー構築だと思います。この6点の構築をしっかり対策しなければならないと考え、このポケモンたちに強く出れるポケモンで構築を組もうと考えました。
○構築経緯
①②⑥の構築に強く出れるポケモンを探して、たどり着いたのは、
エンテイを選びました。エンテイはザシアン、白バドに強く、ほえるを覚えさせることによってトリックルームとゼルネアスのジオコントロール両方を対策できる点が評価が高かったです。また、特性 精神力 によって威嚇無効と猫騙しで止められることもないため確実にトリル潰しをできること、そして防塵ゴーグルを持たせ、ねむり粉やいかりの粉を無効化することで相手のプランを大幅に狂わせることができる点が強いと感じてました。環境中期グラードンスカーフエンテイがはやったおかげでエンテイのほえるへの警戒が低くなったのもラッキーでした。ただ、弱点として、聖なる炎、ストーンエッジの命中不安がたまに傷でした。安定をとるならフレアドライブ、じたんだ などがよいかもしれません。
続いて、選んだのがゴリランダーです。エンテイを倒しにくる水ウーラから守る役目です。今季、アマージョが流行したため、やや動かしづらい状況は多々ありました。しかし、とはいえ、グラススライダーはやはり強力で、レジエレキや黒バドより早く動き、削りを入れることができるのは強いと感じました。持ち物は突撃チョッキを持たせ、しおふきやアストラルビットを確実に耐えられるよう育成しています。黒バドに対し、先発で出し、はたき落とすで序盤に倒せることができれば後がとても楽でした。弱点としては、やはりカイオーガ構築でうまく動かしづらかったことです。グラススライダーをカイオーガに通すためにはアマージョをなんとかしなければなりません。
続いてこの構築のエース、黒バドレックスです。
黒バドの採用理由は、アストラルビットの安定感
禁伝環境下トップクラスのすばやさ、黒のいななきによるブーストが強いと感じたからです。多くのプレーヤーが黒バドを採用していて、先発から圧力をかけていくプレーヤーがいましたが、私は黒バドを後発で出す方が強いと感じていました。なぜなら、先発で押し切れるのならいいのですが、黒バドが突破された際、非禁伝ポケモンだけで終盤を戦い抜くのは難しいと思ったからです。故に、この構築の最も重要なポイントというのは序盤から圧力をかけていくことではなく、黒バドで詰め切れるよう、いかにしてアストラルビット圏内に入れ、ゲームの終盤に黒バドでフィニッシュさせるかが大切だと思っています。将棋で例えるなら、黒バドで王手飛車取りを打つ様な感覚でプレーしていました。相手のポケモン2体同時に縛れる状況を作れると、やられて黒のいななきを許すか交代して後発を生贄に捧げるか択を迫ることができます。そこがすごく強いと思っていました。持ち物はタスキにしました。確実に行動を保障し、相手を倒し、いななくためです。僕は黒バドミラーの素早さ勝負がすごく不毛だと感じていて、たとえ同速勝負に負けたとしてもタスキで必ず行動できる方が安心だったという理由もあります。弱点は耐久のなさと火力にあると思います。持ち物がタスキですので、削りが甘く、倒しきれなかった場合、一気に突破されてしまう可能性があるということですね。最終日近づくにつれて、イベルタルや悪ウーラが増えたのがすごくキツかったですね。正直、対策が集中しすぎて最終日は黒バドが刺さっているように感じませんでした。1ロムを溶かしてしまったそれが理由でした。
続いて、レジエレキです。このポケモン採用理由はカイオーガ、イベルタルを牽制するためです。ただ、自分としては1番努力値、持ち物を悩んだポケモンでした。結論から言うとすばやさに性格補正をかけ、Cにぶっぱ、Hにぶっぱにしました。持ち物は磁石です。その理由がゴリラやアマージョのグラススライダーを1発耐えるようにしたかったからです。持ち物も黒バドレックスにタスキを優先してるため1発で仕事をせずひんしになることが多かったです。なので、相手のレジエレキには素早さは劣りますが、カイオーガやイベルタルにしっかり10万ボルトを打ち込める、ムゲンダイナや相手の黒バドにエレキネットを打ち込めることができれば合格としていました。反省点としてはエレキではなく原種サンダーでもよかったのかもしれません。
次のポケモンは悪ウーラオスです。採用理由はシンプル。相手のポケモンを暗黒強打でガッツリ削ることが目的です。そこからアスビで容易に詰められるところが美味しかったです。持ち物は命の玉、火力強化のためです。いかくを入れられようとガオガエンの体力をひんし手前まで削ることができます。エレキウーラの構えは先鋒として安定感がありました。相手の黒バドやたまにみるホウオウ構築によく出していました。弱点はやはり、攻撃後、タスキではないことがバレることです。相手は安心してウーラを処理しにきます。ハーブも考えましたがいかくを入れられると結局同じで、だったらもう命の玉でいいかなと思いました。
最後の一枠、スイクンを入れました。正直、まだ他にいいポケモンがいたのではないか自信がありません。ただ、最終的に回していてしっくりきたのはスイクンでした。持ち物はリンドのみ。総合耐久値が高くなる様育てています。採用理由は硬い耐久力とサポート性です。おいかぜでスピード勝負もできる点、ねっとうでザシアンにやけどのプレッシャーをかけられる、取り巻きのランドロスにも強く出れるところを評価してました。選出の段階でも相手の草タイプを選出誘導してエンテイで狩るムーブもできたので相手の選出を困らせることができたのかもしれません。
○基本選出 対 黒バド構築
エンテイ ゴリラ
黒バド +@ ex) 悪ウーラ
1番安定している出し方です。悩んだらこれを出していました。主に、黒バド構築に多く出していました。コジョ 黒バドに対し、ゴリラ はたき落とすを黒バドに エンテイの聖なる炎をコジョに、これが初動です。エルフーン 黒バドに対しては、ゴリランダーを見ると、大方、黒バドは引くのでエルフーンに猫騙し、聖なる炎をエルフーンに集中。追い風を止めに行きます。状況を見ながら、なるべく相手の黒バドにはグラススライダーを入れるなりしてタスキの可能性を潰しておきましょう。そうすれば不意打ちで縛ることもできます。エレキ 黒バドに対しては聖なる炎をエレキに はたき落とす黒バドで動きます。エレキに1発でも聖なる炎が入れば神速圏内に入ります。これでエレキは動けません。
○対 ザシアン ランド ガエン 水ウーラ
安定の エンテイ ゴリラ
裏に スイクン 黒バド。
ザシアン 水ウーラ先発ならグラススライダーを水ウーラに打ちたい所なんですが、大方、ザシアンバック、ガエン登場で威嚇をゴリラに入れてくるのでゴリラのグラススライダーを1発耐えられてしまいます。そうなると、エンテイが水流連打で落ちてしまうので裏のスイクンと交代してエンテイを温存します。その隙にグラススライダーを確定2発圏内に入れておきたい所ですね。次の行動としてはガエンが猫騙しをゴリラに打って、水ウーラバックか、水ウーラで攻撃か?という択になります。その隙にねっとうをガエンに打つか水ウーラ側に打つか読まなければなりません。感覚的には水ウーラを下げてくることが多かった気がします。なので交代先のザシアンもしくは、ランドにねっとうが入れば勝利が見えてきます。このように、サイクルでうまく相手を削り、アスビで詰めて行きます。1番美味しいのは蓄積ダメージが入ったランドとザシアンが並んでるとこに黒バドを無傷で召喚して相手を両縛りできるとことですね。相手の守るを警戒してうまく、いななければ勝ったもの同然ですね。
○ゼルネアス モノバレルorイエッサン ランド ガエン
選出 エンテイ ゴリラ
裏 黒バド スイクン or 悪ウーラ
エンテイ ゴリラを出します。理由はグラスフィールドでサイコフィールドを上書きするためにです。ゴリラは最遅に育ててますので、最遅イエッサンでないことを祈ります。いかりのこなタイプでしたら防塵ゴーグルエンテイのほえるでなんとかします。イエッサンが相手のパーティーにいなかったらゴリラを先発にしないほうがいいかもしれません。なぜなら、ゴリラの猫騙しを警戒してゼルネアスがまもるをされると、ほえるの初見殺しが決まらないからです。ほえるが決まればエンテイと黒バドで押し切って勝ちですね。
○白バド イエッサン コータス ツンデ
選出 エンテイ ゴリラ
裏 黒バド 悪ウーラ or スイクン
結論から言います。ほえるで何とかします。はい。
ゴリラで猫を打ちながらトリルを潰します。しかし、ほえて裏のツンデが出てくると次のターンこのゆびトリルがきまってしまうので、うまくトリルを枯らさなければなりません。そういう意味ではスイクンの方が耐久力もあるのでベターかもしれません。悪ウーラはワイドフォースが効かないのでそれも捨て難いですね。もし、ほえて、コータスが出て来れば晴れ聖なる炎でイエッサンを落としに行きながら、コータスの攻撃でゴリラはさよならをして裏から黒バドを出します。それで上から殴りなんとかします。はい。(もう書くのがだるくなってきてるw)
選出 スイクン レジエレキ
裏 黒バド ゴリラ
選出の狙いは追い風で素早さ勝負に勝つことです。エレキまもる、追い風が1番安全ですね。ただ、この構えを見たプレーヤーは大方、カイオーガをバックさせてきます。それを読んでエレキネットや10万を交代先に入れたいですね。なるべく早くトルネロスを処理したいですね。2度目の追い風を許すことはできません。スイクンのリンドのみで一回は草技を耐えてくれますが2回目は厳しいです。相手の+1のポケモンによりますがゴリランダーの場合、エンテイを選出をしたいですね。水ウーラやエレキの場合はゴリラを選出します。アマージョをうまく削り、スイクンがうまくやられたところに黒バドを召喚し、圧力をかけたい所なのですが、本構築1番キツイ構築がこの構築でして、運が傾かないとなかなか僕は勝てませんでした。
○晴れグラードン
選出 スイクン ウーラ
裏 黒バド ゴリラor エンテイ
選出理由はスカーフエンテイに素早さを勝てるよう
スイクン追い風、ウーラみきりで安全に張ってから動くのが丸いですね。基本は命の玉暗黒強打でグラードンをガッツリ削り、黒バドでフィニッシュを狙うのが作戦です。グラチェリの場合はエンテイを選出したいところですね。だいたい、相手のエンテイは早めに倒したいですね。タスキだといっても、スカーフかみくだくでできれば削られたくないのが本音です。
終わりに
本構築はなるべくオールラウンドに戦えることを意識して作りました。しかし、環境は常に流動的でプレイングも常に相手によって変わってきます。その環境に対し最適解のパーティーを作り、最適解のプレイングを続けることは容易ではありません。そこを鍛えることがポケモンプレーヤーに求められているのだと思います。シーズン21、初めてレート1900以上と2桁の世界で戦いきる経験をしましたが、はっきり言って自分はまだまだだと思いました。特に環境終盤、微妙に環境が変化したことに気づきながらも自分は今のパーティーを変える勇気がありませんでした。もっと改善の余地があったと思います。僕の今回の構築は玄人の方から見たら勉強不足な点がたくさんあると思います。恥を承知で構築記事を書くことにしました。最終80位を達成して思ったのは皆、勝つには必ず理由がありますし、負ける理由も同時に必ずあります。皆、そこと向き合ってるからこそ強いんだと気付きました。私もそうありたいと思い、お叱りを受けるかもしれない構築ですが記事を書いた次第です。こんな未熟な構築ですが誰かの目に留まり見ていただけるだけで本当にありがたいことです。ここまで長文でしたが読んでいただき本当にありがとうございました。